ATOK 2008 for Windowsの使い心地 [ソフトウェア]
しばらく使っていますが…。なんか(思ったより)イマイチです。
前のATOK2007も?な変換をしていましたが、さらに2008ではおかしな変換をします。まず文の区切り方が変なことがあります。変換候補もなぜか第2候補が正しいことが結構あります(これは学習すれば直りますが)。なんとなくATOK2006の頃が一番バランスが取れていたような気がします。PC Watchの記事によると、
ATOKは従来、最も長く取れる2文節を優先的に選択する「n文節最長一致法」を採用していたが、近年この手法による誤変換の発生が稀ではなくなってきた。そこで、出現頻度や言語的性質などを数学理論によって1つの評価軸の上に積算する統計的言語処理手法を採り入れた。
たぶんこれは「最小コスト法」(コスト最小法とも呼ばれるらしい。どっちが正しいの?)のことだと思うんだけど、かな漢字変換の根本である変換エンジンの変更がイマイチの理由のような気がする。ただそれでは2007でも著しく変な変換をしていた説明が付かないなあ。あとはATOK11の頃から継承してきたユーザ辞書か。
とはいえ、普通に使っているだけでは2007以前と変わらない変換傾向なので、ずいぶん以前から研究は行っていたんだろうなとは思います。
ただ辞書連携やATOKダイレクトなどユーザビリティに関する機能は満足しています。広辞苑を入れていますがすごく便利!こっちの方に力を入れているのかなあ?
それと同音異義語の変換は良くなっています。2007から使用頻度が高い割にそれまでまともに変換できなかった「以外」と「意外」。これがおおむね正しく変換できるようになりました。そのほかの同音異義語の変換精度も良くなった印象です。
ATOK2009ではもう少し誤変換の少ないものになることを期待しています。
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